壱岐島 Mochajava Cafe「大久保本店」プロローグ

2008 年 11 月 6 日 admin コメントはありません

約半世紀前、海産物問屋「大久保本店」は商いの幕を閉じました。その後「藤嶋家住宅」となり、約24年に渡り民家として軒先を照らします。昭和50年代、やがてその時計の針も止まり、時代は「平成」へと移り変わりました。現存する資料で確認出来る限り建築は大正九年以前、現在は長崎県のまちづくり景観資産にも登録されている木造二階建の建物です。私が初めて「旧大久保本店、藤島家」を訪れたのは2008年4月の事でした。広い土間には朽ち果てたカマド、二階へ続く急な階段、背の低い天上、扉の先には懐かしい日本家屋が息を潜めていました。来訪の理由は改修の手伝い、大工仕事は出来ないので、廃材や資材の運搬と清掃が主な仕事です。滞在は三日間でしたが、まるで古い映画の中で過ごしている様な、不思議な時間を過ごす事となりました。

Mochajava Cafe 大久保本店

四ヶ月後の2008年8月、盛夏の空の下、壱岐市勝本町勝本浦「大久保本店」はMochajava Cafe姉妹店として再生しました。約26年の時を経て、新たな時計の針が動き始めます。博多港から高速船で約1時間、玄界灘に浮かぶ壱岐島に、年月を重ねなければ決して出ることのない色を持つCafeがオープンです。不定期になりますが、数回に渡り「大久保本店」再生レポートをお届けします。

〒811-5501 長崎県壱岐市勝本町勝本浦359番地
Phone Number : 0920-42-0500

この記事はトップに固定されています。新しい記事、及び更新は下記からになります。

謹賀新年 2010

2010 年 1 月 1 日 admin コメントはありません

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

Mochajava Cafe 大久保本店 Report 17 「後書き」

2008 年 12 月 25 日 admin コメントはありません

約16回に渡り駆け足でお届けしたMochajava Cafe 大久保本店レポートですが、一先ず終了です。通常はjUMP Web Siteの管理をしており、Mochajava Cafe 大久保本店のスタッフではないのですが、改修初期の頃の「旧大久保本店、藤嶋家住宅」、オープンした店を間近に見たことで再生レポートを掲載することにしました。掲載したくなる良い店でした。

Mochajava Cafe 大久保本店

主観になりますが、こういった店が各地域にあることで旅の楽しみが膨らみます。また足を運ぼうと思うことが出来ます。福岡からは近いので、私も季節のその時々に時間を見付け、博多港からフェリーに乗りMochajava Cafe 大久保本店を訪れたいと思います。

Mochajava Cafe 大久保本店

私が知る限りになりますが、記事にも書いた与那国島の「ユキさんち」、波照間島の「仲底商店」などと同様、再訪したい店の一つとなりました。また機会を見付けて、新たなMochajava Cafe 大久保本店レポートもお届けしたいと思います。

時間的な都合によりリアルタイムでの更新作業は出来ませんでしたが、Mochajava Cafe 大久保本店の魅力を少しでも伝えることが出来たのであれば幸いです。今後、Mochajava Cafe 大久保本店 Blogとしてスタッフが新たな更新を続けていく予定です。

Mochajava Cafe 大久保本店 Report 16 「Mochajava Cafe 大久保本店」

2008 年 12 月 25 日 admin コメントはありません

一般メニューはMochajava Cafe Park SideやMochajava Vegetable 808と同様、手作り特製オリジナルハンバーガーやカフェラテなど洋風ですが、Mochajava Cafe大久保本店は玄界灘に浮かぶ壱岐島にあり、側には生粋の漁港、勝本があります。一般メニューにはありませんが、事前に御予約頂ければ新鮮な海の幸を御用意することが出来ます。壱岐は魚が美味い島で、私も滞在中は刺身や煮物、味噌汁を頂きました。玄界灘の恵みです。

Mochajava Cafe 大久保本店

Mochajava Cafe大久保本店はカマドで炊くご飯も含め、洋風のパーティメニューから魚料理と幅広いお食事を御用意することが出来ます。この日は団体の予約が入っていて、直前に写真を撮らせて頂きました。ちなみにカマドで炊いた一升のご飯は瞬く間に無くなってしまいました。かなり評判が良かったようです。

およごし

「およごし」壱岐島の郷土料理。細切りのイカと野菜を和えたお薦めの一品。

まるいれ

通称イカの「まるいれ」こちらもイカスミごと煮る壱岐島の郷土料理です。私も「およごし」と共にカマドで炊いたご飯と一緒に頂きましたが、美味かったですね。お薦めの一品です。イカスミには旨味があるので、煮物でも違う風味があります。形は少々違いますが沖縄のイカスミ汁を思い出しました。

Mochajava Cafe 大久保本店

壱岐島の刺身は薄切りです。魚の捌き方にも地域性があり面白いです。刺身も絶品。

福岡でも長らく愛されてきたMochajava Cafe手作り特製オリジナルハンバーガーなどに加え、Mochajava Cafe大久保本店には壱岐島ならではの良さがあります。大正九年以前に建築された日本家屋の風情、御予約に限りますが、玄界灘の新鮮な魚や郷土料理。二階のスタッフルームに見る遊び心など奥深いCafeです。Cafeが集中する天神地区においてもなかなか比較できる店はありません。独特で面白い飲食店です。Mochajava Cafe大久保本店でお茶を飲んでいると、与那国島の久部良にある「ユキさんち」という店を思い出しました。日替わりのカレーが美味しく、雰囲気も木の気配がするとても感じの良い店でした。与那国島滞在中は毎日通った店です。坂の途中にあり、西崎灯台を一望することが出来ます。外観や店の雰囲気は違いますが、どこか似ています。太平洋と東シナ海に挟まれた与那国島、玄界灘が広がる壱岐島。共に海を渡らなければ行くことの出来ない店ですが、良い店であることに違いはありません。例え時間が経っても、また行きたいと思う店ですね。

Mochajava Cafe 大久保本店 Report 15 「Mochajava Cafe 大久保本店」

2008 年 12 月 24 日 admin コメントはありません

以前のカマドは再生出来なかったようですが、新しいカマドが設置されていました。この日は一升の米をカマドで炊き、壱岐島名物をオカズに炊きたてのご飯を頂きました。いや、かなり美味いです。ジャーよりもガス釜、ガス釜よりもカマドです。正直、お米本来の旨味がこれ程出るとは想像していませんでした。漬け物だけでおかわりがいけます。

Mochajava Cafe 大久保本店

真新しいカマド。

Mochajava Cafe 大久保本店

カマドに火が入りました。

Mochajava Cafe 大久保本店

薪の火加減は難しいようで、この日はMochajava Cafe 大久保本店で初めてカマドで米を炊いたこともあり、少し柔めのご飯が炊きあがりました。それでも美味かったです。

Mochajava Cafe 大久保本店

炊きあがりました。

パーティなど事前予約に限りますが、カマドで炊いたご飯を御用意することも出来るそうです。詳しくはMochajava Cafe 大久保本店スタッフにお問い合わせ下さい。個人的には、かなりお薦めです。本来、日本人は普通に美味しいお米を食べていたのだと気付きます。一般的な電子ジャーでは出せない味です。

Mochajava Cafe 大久保本店 Report 14 「Mochajava Cafe 大久保本店」

2008 年 12 月 24 日 admin コメントはありません

Mochajava Cafe 大久保本店もう一つの魅力は二階にあります。現時点ではスタッフルームになるので一般利用は出来ませんが、バス、トイレ完備、宿泊可能です。初めて訪れた時はかなり痛んでいた床も綺麗になり、本棚やテーブルが備え付けられていました。

Mochajava Cafe 大久保本店

贅沢なスタッフルームです。

Mochajava Cafe 大久保本店

「親方」お手製のテーブルと本棚。jUMPの事務所にもありますが、個人的にはかなり気に入っていて、何時の日か私も作って貰おうと思ってます。ちなみにADSL完備、有線LANに繋げばインターネットも可能。

Mochajava Cafe 大久保本店

日本的な窓際の感じがかなり良いです。

Mochajava Cafe 大久保本店

白い屋根裏と木の風合いは絶妙。

Mochajava Cafe 大久保本店

この時は本棚が大夫空いていましたが、倉庫には珍しい書籍が保管してあります。

二階はかなり居心地の良い空間になっていました。

Mochajava Cafe 大久保本店 Report 13 「Mochajava Cafe 大久保本店」

2008 年 12 月 24 日 admin コメントはありません

夕暮れ時の勝本町にも風情があります。例えば京都や、由緒あるお寺だけが日本の風景ではありません。漁港や海沿いを散歩するのも一興でしょう。

Mochajava Cafe 大久保本店

二階の窓から見える勝本漁港。この日の夕暮れは澄んでいて、雲一つありませんでした。テーブルの下は強化ガラス、窓からの光が一階へ届くようになっています。

Mochajava Cafe 大久保本店

Mochajava Cafe 大久保本店横の路地、直ぐ先には勝本漁港があります。

勝本漁港

勝本漁港。生粋の漁港です。

以前の記事にも書きましたが、この日の夜は近くの温泉で疲れを癒しました。壱岐の夜は静かでとても穏やかなので、温泉で体を解した後はグッスリと眠ることが出来ました。

Mochajava Cafe 大久保本店 Report 12 「Mochajava Cafe 大久保本店」

2008 年 12 月 23 日 admin コメントはありません

店内は余裕を持ったテーブルの配置で、ゆっくりお茶や食事を楽しむことが出来ます。奥は板の間。大人数のパーティにも対応出来るでしょう。板の間は向かって左側が掘り炬燵。テーブル席を含めるとかなりの人数が収容出来そうです。

Mochajava Cafe 大久保本店

懐かしい気配がする店内。

房之助

照明はMochajava Cafe Park Sideなどと同様房の輔さんの作品。Mochajava Cafe 大久保本店と良く似合っています。

Mochajava Cafe 大久保本店

Cafeとしては広い店内です。

時計

時計。

風情のあるCafe。モノクロでもモノトーンでもありませんが、懐かしいアルバムを捲っている感じがします。

Mochajava Cafe 大久保本店 Report 11 「Mochajava Cafe 大久保本店」

2008 年 12 月 23 日 admin コメントはありません

「Mochajava Cafe 大久保本店」としてはこれから新しい四季を迎えるので、細かな改修作業は残っているそうですが、2008年8月に営業は始まっています。夏はかなり忙しかったようで、姉妹店のスタッフが応援に出掛けていました。

Mochajava Cafe 大久保本店

広い入り口。

Mochajava Cafe 大久保本店

壱岐島で活躍したダックスが入り口にあります。写真中央の四角い箱は年代物の金庫、当時の舟券もオブジェとして飾られています。

Mochajava Cafe 大久保本店

二階へ続く階段。二階の窓が良い感じです。

メニューはMochajava Cafe姉妹店と同様、オリジナルハンバーガーやカフェラテなど洋風ですが、内装は和の風合いです。想像通り木の色に深みがあって落ち着きます。

Mochajava Cafe 大久保本店 Report 10 「Mochajava Cafe 大久保本店」

2008 年 12 月 9 日 admin コメントはありません

郷ノ浦港から勝本まで国道382号線を北上、一気に壱岐島を縦断します。二度目とは言え、勝本漁港は見慣れた風景となっていました。車から降りると、風に乗った潮の匂いが鼻先を掠めていきます。短い路地に入ると、T字路の右角に「Mochajava Cafe 大久保本店」の軒先はあります。外観はほぼ変わっていませんでした。

Mochajava Cafe 大久保本店

外観はそのまま、ただし屋内の照明で温かみが増しています。明かりが灯り、約50年振りに商いが再開されていました。元海産物問屋が、2008年8月にCafeとして再生です。

Knackle Head 1941 FL

オーナーの愛車「Knackle Head」1941 FL。アメリカ生まれのハーレーと、純国産の木造住宅、異種であっても共に長い年月を生きてきているのでよく似合います。

Knackle Head 1941 FL

今回壱岐島には車一台とバイク一台で上陸しました。ハーレーの走る姿は純粋に格好良いです。鉄馬です。ビッグツインのエンジンの音と言い、壱岐島を走る姿はとても気持ちよさそうでした。

Mochajava Cafe 大久保本店

「Mochajava Cafe 大久保本店」入り口の扉。「大久保本店」という屋号が復活です。

外観はほぼ変わっていませんでしたが、内装は古い住宅を活かしつつ、全く別物となっていました。古くて新しいCafeが壱岐島にオープンです。前回は廃材や資材を運びながらも、既にその時点で「旧大久保本店、藤嶋家住宅」の持つ気配というのは良いものがありました。多分、それは足を踏み入れていれば誰もが感じたことでしょう。その数ヶ月後、他ではなかなか見ることの出来ないCafeとして誕生です。実際には想像以上に良い店として仕上がっていました。

Mochajava Cafe 大久保本店 Report 9 「壱岐島再訪」

2008 年 12 月 6 日 admin コメントはありません

2008年は盛夏でした。真夏日が続き、福岡でも密度の強い季節を実感することが出来ました。特に夕暮れ時の気配は格別で、部屋から見える街並みを眺めながら、竹富島の西桟橋を思い出したりもしました。そんな8月、壱岐島にMochajava Cafe 大久保本店はオープンしました。店の進行具合は伝聞していましたが、遂に完成です。古い建物なので細かな改修作業は続くにせよ、お客様を迎え入れる準備は整ったようです。その後Mochajava Cafe姉妹店のスタッフが交代で手伝いに行ったりと、毎日忙しい日々が続いているようでした。夏の壱岐島、勝本漁港にもきっと夏の風景が広がっていたことでしょう。私が二度目に壱岐島を訪ねたのは2008年10月3日のことでした。当日の朝に電話が入り「壱岐へ行くぞ」と。急いで支度を済ませ、迎えの車で博多港へと向かいました。二度目の壱岐島、外気は夏から秋へと移り変わっていました。

フェリー「ニューつしま」

フェリー「ニューつしま」、この日も港ターミナルは想像以上に賑わっていました。

玄界灘

博多港を出港、一路壱岐島郷ノ浦港を目指します。残念なことに、港では僅かに見えた青空が雲に隠れてしまいました。

郷ノ浦港

二度目の壱岐島です。湾内の入り口に建つ赤い灯台が懐かしくもありました。貨客船が接岸する頃には、残暑が僅かに残る島にも晴れ間が広がりました。過ごしやすい季節が訪れています。

福岡

ちなみにこのブログを書き起こしているのは12月。今朝は気温も低く、雪が舞っていました。幽かに白い山肌が窓の外に見えます。

港ターミナルの活気は、駅や空港と違い独特です。接岸できる船には限りがあるので、共有する時間も長く、ゆったりとしています。窓の外には停泊する船と海原が広がり、旅の初まりにを楽しむ十分な間があります。個人的には三日間くらい船に乗っていたいです。船旅のお薦めは北海道二白三日の船旅。名古屋を出港した貨客船は途中仙台に立ち寄り、苫小牧を目指します。太平洋側なのでそれ程揺れません。深夜甲板へ出ると、天気が良ければ満天の星空が広がっています。街明りや遮蔽物が無いので、本来の夜を楽しめます。博多港はこの日も想像以上に賑わっていました。港を出港したフェリー「ニューつしま」は玄界灘を越え、二度目の郷ノ浦港へと到着します。